なぜリーガル翻訳者の学校?

リーガル 法律 翻訳学校

世の中、リーガル(法律)翻訳学校があります。
リーガル翻訳者を目指す方々はその講座を受講されていることと思います。
片や、
当学校は、リーガル翻訳を専門とする「株式会社 英文契約サポートセンター沖縄」が開講した翻訳学校です。
なぜ、リーガル翻訳者養成学校を開講したのですか?と問われれば、答えは一つです。
正確にリーガル翻訳をすることができるリーガル翻訳者がもっと多くなってほしい !

正確性命

リーガル 法律 翻訳学校

登録翻訳者にリーガル翻訳をしていただいて、私がチェックをすることがあるのですが、やはり、法律の基本的なことがわかっていらっしゃらない方が多い。
法律の命である「論理」を蔑ろにされる翻訳者が多いのです。原文の「論理」を勝手に変えてしまっていて、そのことに気がついていないのです。
どうも一般の翻訳者の翻訳をチェックしていると、「意訳をするのが翻訳者だ」、とお思いの方が多いようです。
多くの翻訳学校でもそうかと思います。
意訳は大いに結構なことです。
結構なことなのですが、ただ一つ条件があります。
それは、
原文の論理を変えないこと!
です。
リーガルにおいては、意訳は危険です。
少しの改変が原文の論理をガラッと変えてしまって誤訳となってしまうことが多々あるからです。
たとえば、
「13歳未満は対象です」
という英語の原文があるとして、
それを、
「13歳以上は対象です」
と言い換えたとすると、これはもう誤訳となってしまいます。
原文は13歳未満が対象ではない、と言っているだけで、それは13歳以上が対象者だとまでは論理的には言っていないので、この両者は等価値ではないからです。

「13歳未満は対象です」「13歳以上は対象です」


原文がなぜ、そういう表現をしたのか?
そこに徹底的にこだわりリーガルの論理をそのまま訳文に反映させることがまずもってリーガル翻訳に求められるのです(そこは、リーガル文書の多くが裁判官向けの文書−名宛人は裁判官−であることと関係しています)。
そこのところがリーガル翻訳もされる方にはなかなか浸透していないのが現状です。
リーガル翻訳もされる、といういわば兼業翻訳者が多いというのもその一因かと思います。

リーガル(法律)翻訳者を増やしたい!

リーガル 法律 翻訳学校

このような兼業の翻訳者が多いという現状があるとしても、それは、そもそもリーガル翻訳を効率よく学ぶ場がないからです。プロの翻訳者は忙しくてリーガル翻訳の勉強に十分に手が回らないということがあるでしょうし、初めてリーガルを学ぶ方々も翻訳学校が提供する複数の何十にも及ぶ講座の中から自分に合った講座を選び通信で録画講座等を受講することになりますが、リーガル翻訳を実際にする場合にどういう頭の働かせ方をすればいいのかは個々の講座を受講してもなかなかわからない…。
一番良いのは、専門のリーガル翻訳者がリーガル翻訳をする際に、どういったことに注意して翻訳しているのかをライブで確認し、疑問があれば都度都度質問をして解決していくことです。

なにごとにおいてもそうですが、
リーガル翻訳の能力を身に付けるには、専門のリーガル翻訳者の翻訳過程を実際に見ながら教えてもらうのがベストです。
そして、ご自身で学習されている場合も疑問があればすぐにメールやLINEで質問し疑問を解決することです。その積み重ね以外にリーガル翻訳にコツはありません。

正直に伝えます

「こうすれば簡単に翻訳できる!」
「英語力はそんなに要らない!」
「法律のことをよく知らなくても翻訳はできる!」

などど安直なことは申しません。
受講者に無責任なことは伝えません。
リーガル翻訳をするには、

英語力は当然必要です!
日本語力も必要です!
そして、なんと言っても
法律の知識、論理的思考は何にも増して必要です!

こう正直に伝えます。
ですので、
簡単にリーガル翻訳をすることができる方法を教えてくれないかなぁ、という方々には当校は向いておりません。
小手先ではない、リーガルの本質を理解した一生物の翻訳力をつけたいと願う方向けに当校を開講した次第ですので、リーガル翻訳者になりたいと本気で考える方(既にプロとして活躍されている翻訳者のみならず、これから翻訳者になりたいという方でも本気であれば大丈夫です)のご応募をお待ちしております。

リーガル翻訳者養成学校
代表者
リーガル翻訳者 眞榮里 孝也
(法務博士・特定行政書士・JTF翻訳士)

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